今年8月、山中湖において石原慎太郎都知事と会食を共にする機会を得た。両家家族も含めた大人数の会であったが、示唆に富みかつエキサイティングなお話を伺う事ができた。

その時知事が
 「日本の様に国の最高権力者を貶める事に熱中する国は無い、これでいいのだろうか」という意味の事をおっしゃったのが印象深かった。

 確かに日本の総理は就任した翌月から週刊誌でまるで犯罪者の様に扱われ「森総理の犯罪」と言った見出しが踊りその広告が新聞や電車の中のつるしにデカデカと載る。

 先のAPECへの出張時のインタビューにおいて、総理はAPECの成果について、丁寧に説明した。(インタビューの95%)しかしそのインタビューは削られ、最後の質問である「日本に帰ったら何をやりたいですか?」という答えにくい問いに、イスラムの教義により禁酒国であるブルネイで会議が行われていたという事もあり、「帰国したらビールが飲みたいですな」と言った事のみ放送され、まるで緊張感が無い様にキャスターは論評した。中身、サブスタンス(要旨)はそっちのけで、揚げ足をとれる言葉のみ(その背景を考慮にいれず)取り上げる。
こうした雰囲気の中での支持率である。
安保改定を成し遂げた岸内閣は不人気な内閣であった。もし岸内閣が今の状況の中にほうり込まれたら、どんな支持率となったであろうか。

 しかし官邸にいる我々はそういった事をふまえその上で、支持率を上げるべく謙虚に努力しなければならない。今国会では、IT基本法を始め21世紀に必要な多くの法律、自律的景気回復の為の補正予算等多くの成果を上げた。国民の皆様にわかりやすく、アピールしていきたい。  

  

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                             2000年12月1日