改革の理念を高く掲げ、4月26日、小泉内閣が成立しました。マスコミ各社が実施した世論調査のほとんどが支持率80%以上、高いもので90%前後という高支持率、森政権の副長官でもあった私にとっては夢のような数字です。

 なぜこれ程高い支持率となったか?

 それは、いつまでたっても本格的に回復しない景気、その背景にある戦後システムの不全、少子高齢社会における年金・医療への不安、こうした閉塞感を打破できるのは、『情熱をもった、率直な物言いのアウトサイダーでなければならない、』そういった要求されるイメージにピッタリ合致したのが小泉純一郎であったからなのではないでしょうか。
 発足にあたって高い支持率を得た事は大変ありがたい事であると思います。しかし、高支持率は目的ではありません。政治の責任は結果を出すことです。私はこの高支持率をエンジンとして改革を断行していきたいと思います。
 その改革は、21世紀に日本人がチャンスを活かし、その能力を発揮出来る社会を創る為の、そして日本人としての誇りと国際人としての自覚を持つ、真に豊かで美しい国を創る為のものでなければならないと思います。
 改革を実行する為には、国民の皆様の持続的な支持が必要です。小泉改革に力を与えて頂きますようお願い致します。

 さて、小泉内閣では、国民の皆様とのコミュニケーションを深める為、メールマガジンを発行します。私は、その編集長に就任する事となりました。よってとりあえずこのコーナーは今回をもって終了とさせて頂きます。

 森政権は発足からほぼ一年でその幕を閉じる事となりました。しかし多くの実績を残し、いつか必ず評価される時が来ると自負しております。
 吉田松陰先生が獄中で書き残した留魂録に次の様な意味の一節があります。
 「人の人生は長短あるが長ければ良いというものではない。短かくとも花が咲き実を結び、その種子がたえなければ、みごとな一生である。」
 森政権は、一年余りの期間でしたが、私は春秋に富んでいたと思います。そして森総理が政権から去る事で誕生した小泉政権が、大きな果実を実らせる事が出来れば、森政権の一年にさらなる意義を与える事になると思います。

ご愛読ありがとうございました。
小泉内閣メールマガジンでお会いしましょう。

安倍晋三


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                             2001年5月28日