民意を政局に反映するために 最も大事な1週間

7月15日(水)
午前7時30分 自宅を出て都内のホテルへ。
午前8時00分 会社経営者ら後援者約200人と朝食後援会。的場順三・大和総研理事長の公演後、政局について約30分講演。会場で次の首相は誰が望ましいか?」と挙手を求めた。
午前11時30分 政財関係者と会った後、議員会館の事務所へ。テレビ局2社のインタビューや来客、電話への応対に追われる。
午後1時15分 事務所を出て厚生省へ。「(総裁選に向けて)どれくらいの決意か大臣(小泉厚相)に聞いてみようと思って」。約40分間会談した。その足で近くのホテルで開かれる若手超党派議員グループの会合へ。
午後3時13分 赤坂プリンス内にある旧派閥事務所で三塚会長に会合内容を報告後、再び事務所へ。
午後4時10分 谷津義男衆議院議員ら4人と、党総裁選管理委員会の谷川和穂衆議院議員の事務所を訪ね、先の会合で決めた新総裁選出似合った手の緊急提言を伝えた後、故・塚原俊平衆議院議員へ初盆へ。
午前0時12分 派内の会合を終えて帰宅。
7月16日(木)
午前10時00分 自宅を出て議員会館へ。小渕派退会を表明した佐藤前通産相に、梶山前官房長官の総裁選出馬問題を聞きにいく。「佐藤さんは、『出るべきだし、出るよ』と言った。難しくなってきた」とコメント。
午前11時05分 平沼赳夫衆議院議員の事務所で、亀井静香前建設相や衛藤晟一衆議院議員ら若手議員と協議。
午後0時20分 近くのホテルで自派の会合に出席後、党本部へ。
午後1時45分 森善朗総務会長室へ。
午後2時00分 両院議員総会。再び森氏と会い、派閥の会合に出席。
午後5時00分 事務所で荒井宏幸参議院議員と打ち合わせをし、後援者との会合へ。「やっぱり亀井さんがカギ」とぽつり。
午後11時12分 石原のぶてる衆議院議員の車で送られ帰宅。
7月17日(金)
午前10時12分 自宅を出発。
午後0時00分 東京・紀尾井町のホテルで派閥の会合に出席。全体総会後も、梶山前官房長官の出馬問題について若手議員らと議論。
午後2時30分 自派中堅議員の事務所を訪れたが留守。
「小渕、梶山、小泉の三氏が出馬したら、小渕氏が一発で過半数をとり、勝つ恐れがある。すると、小渕派は勢いづく上、他派は内部が割れてバラバラの最悪の結果になりかねない」。
午後3時32分 議員会館の事務所に戻る。衛藤晟一衆議院議員を訪問後、事務所で同期の自派議員と協議。
「だれがでるのがいいのか、戦術論として話し合った。派内の5分の3は、自派からこうを出すべきという意見だが、仲間を出す以上はみじめな結果を招いてはいけない」。
午後6時00分 都内のホテルでの若手議員の会合などに出発。
午後9時すぎ 派閥総会で小泉厚相の総裁候擁立決定の報告を聞く。
7月18日(土)
午前11時15分 羽田空港を出発し地元へ。
午後2時00分 一週間ぶりに自宅に戻ったが、すぐに事務所へ向かう。
「参議院選挙の票の出方の分析。反省会が必要。総裁選の行方もスタッフに説明しないと」。
午後2時35分 地元事務所へ。選挙結果について約50分間、13人のスタッフと話し合う。その後総裁選について議論。
「衆議院も小選挙区制では党対党の戦いとなる。党首の顔の意味は極めて大きい。」
午後6時00分 事務所を出て、後援者宅で開かれる会合へ。
7月19日(日)
午前8時00分 地元の自宅を出発、東京に戻るため空港へ。
午前11時3分 羽田空港着。
「総裁選で日本は変わるか」との民放テレビ局の質問に「経済政策は基本的に変わる。リーダーシップについて、考え直す機会になる。今回は党員も国民の民意を意識しながら投票する」。
午後0時00分 東京・紀尾井町のホテルで開かれた派閥の会合に出席。出陣式など総裁選日程の説明を受ける。解散後も約20分間、会場に残って先輩議員と今後の情勢について協議。
午後1時過ぎ 車に乗り込み複数の会合へ。
午後9時40分 帰宅。
7月20日(月)
午後12時00分 都内のホテルで派閥会合。
午後2時00分 議員会館の事務所で先輩議員と協議。その後、新聞社の取材。             
午後6時00分 派閥の会合。
7月21日(火)
午前9時35分 自宅を出発して、党本部へ。
午前10時00分 派閥の連絡会へ出席。
午前11時30分 小泉氏の出陣式へ出席。
午後0時30分 東京・紀尾井町のホテルで派閥の三塚博会長と派内各議員の考え方、動向などを協議。
党本部へ立ち寄った後、議員会館で先輩議員と状況分析。
午後3時32分 東京・紀尾井町のホテルで派閥の会合。
「選対本部は盛り上がりを見せてきた。(小泉氏の勝利は)無理だと思っていたが可能性が出てきた。民放テレビ局の政党支持率の世論調査で、自民党は民主党の次になったんだって?・・・ 若手議員の動揺は大きいよ」
午後3時51分 後援者と打ち合わせ。
午後6時頃 党本部での小泉氏の選対会議。
午後9時30分 帰宅。
7月22日(水)
午前9時00分 東京・紀尾井町のホテルで派閥の会合。
議員会館で他派の議員と各都道府県連の票読みの情報交。
午前10時00分 党本部で選対会議に出席。
午前11時14分 事務所にて、選対で割り当てられた他派議員に電話し、小泉純一郎氏に票を投じるように説得活動を続ける。
午後0時頃 都内のホテルで、昼食会を兼た議員仲間の意見交換会に出席。
午後2時00分 事務所に戻り、林野庁、外務省の移動の挨や新聞社の取材を受ける。
午後5時頃 支持候補を決めていない自派の荒井広幸議員と協議、小泉支持を促す。
午後6時40分 東京・紀尾井町のホテルで小泉氏出馬の決起大会。自派と梶山支援グループの会合へ。
午後11時18分 帰宅。
7月23日(木)
午前10時00分 党本部内の小泉氏の選対本部入り。
午後11時00分 議員会館の事務所へ。衛藤晟一議員と約30分間、総裁選挙の行方について協議。
「若手勢力を結集した会を開く相談をした。あす投票だから今日中にやらないと意味がないが、上の許可もいるし・・・。新党構想については、都市部の若手はかなり真剣だけど、それはすべてをやってからのこと」。
午後0時3分 選対本部と事務所の往復。
午後2時00分 3候補の立候補演説に出席。
午後3時過ぎ 選対本部で派閥幹部らと打ち合わせ。
午後4時7分 「積極的にやれというのではないが、了解はとった」と飯島忠義議員と握手を交わし、小泉氏支持の白川勝彦、岩峯一両議員にあいさつへ。「何せ急なことだから、何人集まるかわからないけどね」。
その後、地元から上京した党県連幹事長と打ち合わせ。
午後6時過ぎ 党本部での選対会議に出席。
午後8時00分 都内ホテルで若手議員らによる「党の再出めざす会」に出席。


産経新聞 平成10年7月16日〜24日 「総裁選び・定点観測」より


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1998年07月30日